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社会の底辺を這いずりながらいつか逆転を夢見る男のブログ。
ツール
プロフィール
HN:
彩木
年齢:
39
性別:
男性
誕生日:
1985/02/21
職業:
自由人
趣味:
エロゲ/サッカー/自作PC/読書
自己紹介:
駄目フリーター(二十歳)
公務員試験での一発逆転を狙いながら、フラフラと空中分解寸前の生活を続けている。高卒、前職は某地方公務員だったが、DQNな部署に飛ばされ熱意を失い自主退職。退職金+貯金で安アパートに一人暮らし、煙草と酒に依存し、ぐずぐずに腐りながらも、最近はようやく前向きになってきたかも。
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青春とは臆病さを退ける勇気
やすきにつく気持ちを振り捨てる冒険心を意味する。
ときには、20歳の青年よりも60歳の人に青春がある。
年を重ねただけで人は老いない。
理想を失うときはじめて老いる。
歳月は皮膚にしわを増すが、熱情を失えば心はしぼむ。
苦悩、恐怖、失望により気力は地にはい精神は芥(あくた)になる。

サムエル・ウルマン 宇野収、作山宗久訳 三笠書房





ならば理想を失った私は既に老いているのだろう。
財布の中身は硬貨のみになったが、別に苦労することもない、
座って文章を読み上げるだけのテレアポのバイトを機械的にこなし、
以降の時間はひたすら思考を停止させている、
辛かった過去を思い出さぬように。

ふいに、思い出すと煙草に手を伸ばす。
努力しても評価されない人間は屑だ、
社会は結果が全て。

「ここをお前が批判することは出来ない、
お前がここに批判されるのだ。」

階級をぶらさげた『偉い』人はそう言った。

「そうですか。」

その瞬間から私にとっての会社の価値は無くなった。
革新を目指し、研究し、鍛錬し、
私が育った世界にとって、
私が価値たりえようと努力して、

だが現実は、
上司の名前で書類を作り、
嫌味ばかりの先輩と共に働いてく。


あるとき、
ふと気がついた。

何時死んでも惜しくないと思える仕事に価値はない。


俺が死んでも誰も苦労しない、
上司がTVを見る時間が減り、
先輩が外に出る時間が増えるだけ。

なんだ。


金を使う時間的余裕もなく、
支出は会社に管理され、
高額商品を買うのに許可がいる
摩訶不思議な制度が存在しているため、
私は高い買い物はしてこなかった。


金ならあるし、
どっか予備校でも行って、
勉強しなおすか。


人生やり直すなら若いうちだよね。

「あー、やめます。もうここにはきません。」

転属から三ヶ月、
気力やら熱意やら情熱やらが、
根こそぎ失われた搾りかすみたいな状態で、
私は退職を口にした。


もめた。
直属の上司は引き留めに必死になり、
無駄に何度も肩を叩かれ、「君には期待してるんだ。」
と何度も言われた。そうですか。

普段ならパチンコ屋に言ってる先輩から
「やめんな、一緒にやろうぜ。」
とメールが来た。ごめんです。


そのまま社宅(六畳一間に二人)に帰った。

布団を敷くと足の踏み場もない汚い和室だ、
とにかくこのままでは生きらない、
とあの時真剣に思った。


真摯であることに価値は無い。
真面目に仕事をすることに価値はない。
努力することに価値はない。


今思えば俺は誰かに認めて欲しかったのかもしれない、
あるいは衣・食・住のレベル、
『自由』であることそのものに価値を見出せる程、
精神的にまいっていた。

何を言われても自分が動かない、聞かない限りは
相手の発言が無意味であることが引き止め工作でわかった。

一度も取ったことの無かった有給を全て使い、
再三通知してもまだ上司は粘った。

次の人事異動まで二週間近く放置された挙句、
新しく配属された新上司に俺を放り投げてどっかに行った。
経歴に傷がつかなくてよかったね。

ほぼ一ヶ月会社に行かず、
それでも月給はきちんと振り込まれた、
このまま忘れたふりしてずっと行かないかな、
と思ったものの、
組織に所属している事実自体が不快なためもう一度交渉。

新しい奴は話が通じる人だったので書類提出、
備品やその他を返却してサヨナラ(* ^ー゚)ノバイバイ


その後はアパートを借りて一人暮らし、
貯金と少しのバイトで宙ぶらりんに飄々と、
何の意味も無い人生を。
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駄目人間の見本のような生活を、


最近は酒を飲む金も無いので、
鬱々と



最近の生活サイクル、

午前8時、就寝。

午後4時、起床。

午後5時半、バイト
  『テレアポ、生活費を捻出しているためサボれない』

午後9時、家に帰る。

午後9時~午前1時、パンヤorネトゲorエロゲ

午前2時、フラフラと近所のコンビニに行く

午前2~午前7時 パンヤorネトゲorエロゲ

午前8時 ゴミ出し等を行い、寝床に入る。


上記をひたすらエンドレス。 



基本的に家から出ようと思わない、
予備校への学費は支払い済みだが、
授業がタルぃため、
めっきり顔を出していない。


極度の不眠症のため、
三日で二時間しか寝ないこともある、

疲れ果てて寝入ると、
前の職場の夢を見て三時間くらいで目が覚める。  

切羽詰まった気持ちになって
コンビニに行って酒と煙草を買う。

窓を開けて
月を見ながら、煙草を肴に酒飲む。落ち着く。


何にも興味が持てず、
本屋にすら行こうと思わない、
何も欲しいと思わないし、
何かを食べたいとは思わない。



バイト先ではニコニコして仕事が出来る奴を装って、
後の生活はただ腐っていくだけ。









「辞めた」、
とだけメールしていた地元の友人から
「一緒に祭にいこうぜ」、とメールが来た。






祭は八月の頭、誘うにはまだ早い。

あいつは俺が腐ってるのをきっと知ってた。



前の職場で働いてたとき、
愚痴なんて情けないから言わなかったけど、
たまに有る休日は、
あいつと一緒に映画を見に行ったりしたのを思い出した。



社会人だし、
金だけは馬鹿みたいに稼いでるから奢るよ、
といってコーラを二人で飲んだ。

学生の癖に、
二回目の映画で
あいつは俺にコーラを奢ってくれた。



今になって、
あいつがどれほど俺を、
友達として扱ってくれていたのかに気がついた。





俺は何をやってるんだ。


職場がクソだったから勝手にやる気なくして、
挙句に辞めて、
学校に行くのかと思えば、
ヒキッてゲームばかりしている。



俺が10代のころ思い描いた、
正義の実現者なんて職業はこの世にない。

あそこにあったのは、
制限と管理と堕落と給料だけだ。









・・・でももう一度、
もう一度だけ頑張ってみるのもいいかもしれない。




敗れた夢の欠片を追って、
ただ人のため、
他者のために働ける職業を目指して。
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